廻堰村(読み)まわりぜきむら

日本歴史地名大系 「廻堰村」の解説

廻堰村
まわりぜきむら

[現在地名]鶴田町廻堰

東は尾原おはら村、西は隠里かくれさと村、南は廻堰大溜池、北は妙堂崎みようどうざき村に接する。

天文年間(一五三二―五五)の津軽郡中名字に「廻関」とあり、中世からの古村とみられる。

寛文年間(一六六一―七三)に廻堰大溜池の築堤が行われており、寛文六年廻堰小知行八人が前年の火災により野手米を免除されており(国日記)、一七世紀後半より新田開発が急速に行われたと思われる。貞享四年(一六八七)検地帳に支村尾原村を含まない田方一〇六町八反五畝二七歩、畑方二一町一反六畝一八歩、田畑屋敷合せて一二八町二反一五歩、村高八〇一・六六三石、百姓一〇三人、郷蔵屋敷、御用屋敷、漆木二六本と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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