弁ノ庄村(読み)べんのしようむら

日本歴史地名大系 「弁ノ庄村」の解説

弁ノ庄村
べんのしようむら

[現在地名]新庄町大字弁之庄べんのしよう

道穂みつぼ村の西に位置する。高台地に弁天社を祀る。延久二年(一〇七〇)の興福寺雑役免帳に「弁庄」の名を記す。元和郷帳には「弁庄村」、寛永郷帳には「弁之庄村」とみえる。

江戸時代初期、新庄藩(桑山一晴)領。村高は三三〇・八九石。延宝五年(一六七七)新庄藩主桑山一尹が襲封の際、弟一慶に一千二〇〇石、一英に八〇〇石および新墾田二〇〇石合わせて一千石を分知したが、その際村高のうち一五三・七石(新墾田を含む)は桑山一英(旗本、寄合)領となり、新庄藩と旗本桑山氏の相給地となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android