弁当納(読み)べんとうおさめ

精選版 日本国語大辞典 「弁当納」の意味・読み・例文・類語

べんとう‐おさめベンタウをさめ【弁当納】

  1. 〘 名詞 〙 昔、京都で、一年の最後行楽をいう。東山東福寺では、陰暦一〇月一七日、明治以後は一一月一七日(現在は一〇月一七日)に開山忌が行なわれるが、そのころ山内の通天橋付近の紅葉見頃となり、人々は酒食を携えてここに遊び、年中の行楽の納めとした。⇔弁当始。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧歳時記(1803)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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