酒食(読み)シュショク

精選版 日本国語大辞典 「酒食」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐しょく【酒食】

  1. 〘 名詞 〙 酒と食物。また、酒を飲み、食事をすること。しゅし。しゅしい。
    1. [初出の実例]「凡公宴賜酒食。親王以下皆列庭中再拝」(出典延喜式(927)五〇)
    2. 「けふの酒食(シュショク)価千金、真に崐山(こんさん)の片玉なり」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)残)
    3. [その他の文献]〔詩経‐小雅〕

しゅ‐しい【酒食】

  1. 〘 名詞 〙しゅしょく(酒食)落葉集(1598)〕
    1. [初出の実例]「今の士を見るに、〈略〉甘美(かんび)の酒食(シュシイ)にあけるのみにて」(出典:翁問答(1650)下)

さけ‐くらい‥くらひ【酒食】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さけぐらい」とも ) 大酒飲み。のんべえ。
    1. [初出の実例]「摺切(すりきり)と名にこそ立てれさけくらひ何時も稀なる銭も持けり」(出典:仮名草子仁勢物語(1639‐40頃)上)

しゅ‐し【酒食】

  1. 〘 名詞 〙 酒とめし。しゅしょく。しゅしい。〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android