開山忌(読み)かいさんき

精選版 日本国語大辞典 「開山忌」の意味・読み・例文・類語

かいさん‐き【開山忌】

〘名〙 寺院開祖忌日(きにち)(=命日)に営む法会
※教言卿記‐応永一二年(1405)九月二六日「廿九日まては開山忌、惣別無隙」

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デジタル大辞泉 「開山忌」の意味・読み・例文・類語

かいさん‐き【開山忌】

開山の僧の祥月命日に営む法会ほうえ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「開山忌」の意味・わかりやすい解説

開山忌
かいさんき

寺院を開いた開山の祥月命日に行う法要儀式のこと。また宗派の開祖の忌日に行う法会は,祖師忌と呼ばれる。

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世界大百科事典(旧版)内の開山忌の言及

【開山・開基】より

…浄土真宗では宗祖親鸞のみを開山とよび,末寺の開創者をすべて開基とよんでいる。開山入寂の忌日法会を〈開山忌〉と称し,その仏寺の開山の像や位牌を安置する堂宇を〈開山堂〉と称する。宗派の開祖が開山と称されることがあり,たとえば曹洞宗では道元を開山禅師,浄土真宗では親鸞を開山聖人(しようにん)とよんでいる。…

【祖師忌】より

…一宗一派の開祖の忌日,またはその忌日に営む法要。浄土真宗のように宗派の開祖を開山という場合もあるが,寺院の創始者はとくに開山と称され,この場合は開山忌とよばれている。宗派の開祖であるから盛大に営まれ,その恩徳が謝せられる。…

※「開山忌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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