出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…浄土真宗では宗祖親鸞のみを開山とよび,末寺の開創者をすべて開基とよんでいる。開山入寂の忌日法会を〈開山忌〉と称し,その仏寺の開山の像や位牌を安置する堂宇を〈開山堂〉と称する。宗派の開祖が開山と称されることがあり,たとえば曹洞宗では道元を開山禅師,浄土真宗では親鸞を開山聖人(しようにん)とよんでいる。…
…一宗一派の開祖の忌日,またはその忌日に営む法要。浄土真宗のように宗派の開祖を開山という場合もあるが,寺院の創始者はとくに開山と称され,この場合は開山忌とよばれている。宗派の開祖であるから盛大に営まれ,その恩徳が謝せられる。…
※「開山忌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」