日本歴史地名大系 「弁財天島」の解説 弁財天島べんざいてんじま 鳥取県:鳥取市旧邑美郡地区浜坂村弁財天島千代川と旧袋(きゆうふくろ)川の合流地の川中にある島。寛文大図(倉田八幡宮蔵)では西側に砂が堆積し陸続きとなっているが、「鳥府志」は寛文一三年(一六七三)の洪水で再び中島になったと推定している。弁財天社があり、風光明媚な地であったため夏には遊船が絶えず、因幡の人々は好んで詩歌に詠んだ(同書)。「因幡民談記」は、弁財天は高草(たかくさ)郡秋里(あきさと)村にある三島(みしま)大明神(現荒木三嶋神社)の廟所としている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by