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式部輝忠 しきぶ・てるただ

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朝日日本歴史人物事典の解説

式部輝忠

生年:生没年不詳
室町後期の画家。伝記はほとんど判明しないが,16世紀中ごろに東国の駿河(静岡県)や相模(神奈川県)で活躍したと推測される。現在までに40点余りの作品が知られ,形態感覚の強調された精緻な水墨画法に特色がある。おそらく若年期に鎌倉建長寺の画僧祥啓の画風を学び,のちに元信を中心とする狩野派の技法を摂取し,独自の画風をうちたてたものと思われる。近年新たな大作も発見され,室町後期の東国画壇で重要な地位を占めた画家として注目されている。代表作は「四季山水図屏風」(サンフランシスコアジア美術館蔵),「韃靼人狩猟図屏風」(出光美術館蔵)など。<参考文献>山下裕二「式部輝忠再論」(『国華』1162号)

(山下裕二)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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