弓弭(読み)ユミハズ

デジタル大辞泉 「弓弭」の意味・読み・例文・類語

ゆみ‐はず【弓×弭/弓×筈/弓×彇】

弓の両端の、弦の輪をかける部分。弓を射るとき、上になる方を末弭うらはず、下になる方を本弭もとはずという。つく。ゆはず。

ゆ‐はず【×弭/×筈/×彇】

ゆみはず」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弓弭」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐はず【弓弭・弓筈・弓彇】

  1. 〘 名詞 〙ゆみはず(弓弭)
    1. [初出の実例]「弓彇(ユハス)(ふ)り起(た)て、剣柄(たかひ)急握(とりしは)りて」(出典日本書紀(720)神代上(兼方本訓))

ゆみ‐はず【弓弭・弓筈・弓彇】

  1. 〘 名詞 〙 弓の両端の弦(つる)をかけるところ。上の方を末弭(うらはず)、下の方を本弭(もとはず)という。弓のはず。ゆはず。ゆんはず。はず。
    1. [初出の実例]「弭 弓波受」(出典:新撰字鏡(898‐901頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android