引き熟す(読み)ひきこなす

精選版 日本国語大辞典 「引き熟す」の意味・読み・例文・類語

ひき‐こな・す【引熟】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「ひき」は接頭語 )
  2. 自由に扱う。自分の思うままにあしらう。ひっこなす。
    1. [初出の実例]「当流の手をつくしたる料理、せせり箸して亭主が気を付(つけ)初物もかまはず、諸事引こなせば」(出典浮世草子傾城色三味線(1701)江戸)
  3. かろんずる。ばかにする。ひっこなす。
    1. [初出の実例]「此道心へたる男はいかな事いただかず。あたまからどうじゃと引こなしていふ」(出典:茶屋諸分調方記(1693)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android