デジタル大辞泉 「引据える」の意味・読み・例文・類語 ひき‐す・える〔‐すゑる〕【引(き)据える】 [動ア下一][文]ひきす・う[ワ下二]1 つかまえて、その場に座らせる。「―・えて白状させる」2 引いてきて、その場に置く。「舟をばあからさまに思ひて、少し―・ゑて、つながずしておきたりけるに」〈宇治拾遺・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「引据える」の意味・読み・例文・類語 ひき‐す・える‥すゑる【引据】 〘 他動詞 ア行下一(ワ下一) 〙 [ 文語形 ]ひきす・う 〘 他動詞 ワ行下二段活用 〙 ( 室町時代頃からはヤ行にも活用した ) すわらせる。うずくまらせる。また、設置する。据える。[初出の実例]「八百稲・千稲に引居(ひきスヱ)置きて秋祭に奉むと」(出典:延喜式(927)祝詞(享保板訓))「花のやうなる上臈たちを、三条の河原へひきすゆる」(出典:仮名草子・恨の介(1609‐17頃)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例