弥加宜神社
みかげじんじや
[現在地名]舞鶴市字森
旧若狭街道を白鳥峠から舞鶴東地区に入ると道の左側にある。一般に大森神社とよばれ、樹木におおわれた長い参道は大森神社の名にふさわしい。
主祭神は天御影命、相殿に八幡神を祀る。「延喜式」神名帳にみえる加佐郡「弥加宜神社」に比定される。旧郷社。
社伝によれば、崇神天皇一〇年秋一〇月、丹波道主命が都を出発になる時、青葉山に土蜘蛛陸耳御笠という凶賊がいて、地方人家をあらし、民は害をこうむることがはなはだしいとの報があった。命は父彦坐王の協力を得て賊を平定した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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