弥蔵(読み)ヤゾウ

デジタル大辞泉 「弥蔵」の意味・読み・例文・類語

やぞう〔やザウ〕【弥蔵】

ふところ手をして着物の中で握りこぶしをつくり、肩のあたりを突き上げるようにしたさまを人名のように表した語。江戸後期、遊び人やばくち打ちなどがしたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「弥蔵」の解説

弥蔵 やぞう

?-? 江戸時代後期の陶工
本業染物屋能登(のと)正院村(石川県珠洲(すず)市)に窯をひらく。製品は弥蔵焼,正院焼とよばれ,天保(てんぽう)(1830-44)の中ごろもっともさかえた。九谷焼若杉窯の三田勇次郎や能登の画家山崎雲山らが絵付けしている。嘉永(かえい)ごろ廃窯。姓は高嶋。名は次兵衛屋号柏屋

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android