染物屋(読み)そめものや

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

染物屋
そめものや

染物職人の店。17世紀に、いろいろな染物をするものをいった。もとは染料別、染色別、技法別、たとえば紫染めの紫師、紅染めの紅染師、藍(あい)染めの紺屋(こうや)、型染めの型染師、絞(しぼり)染めの纐纈(こうけち)師というように分かれていた。18世紀に木綿の紺染め(藍染め)が普及すると、紺屋が染物屋を代表するようになった。しかし、19世紀から、仕事場をもたず、染物の仲介をするものも現れてきた。また、悉皆屋(しっかいや)(染物・洗い張りをする店)を兼ねるものもでき、個別の染物職人を下職とした商人的性格が強くなった。[遠藤元男]

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精選版 日本国語大辞典の解説

そめもの‐や【染物屋】

〘名〙 染物を業としている家。また、その人。染屋紺屋。〔羅葡日辞書(1595)〕

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世界大百科事典内の染物屋の言及

【紺屋】より

…〈こんや〉ともいう。現在では染物一般を行う染物屋をさすが,本来は紺搔(こんかき)屋の略された語といわれ,紺染(藍染)を専業とする者の称であった。紺搔の名は,藍瓶に溶かした藍が底に沈殿しないように搔きまわして染めたことに由来する。…

※「染物屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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