張付く(読み)はりつく

精選版 日本国語大辞典 「張付く」の意味・読み・例文・類語

はり‐つ・く【張付・貼付】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
    1. はりつけた状態になる。あるものにぴったりと付着する。ねばりつく。粘着する。
      1. [初出の実例]「尤も羽目板が打著けてあると、蝙蝠(かうもり)なぞも貼附(ハリツ)いて在(ゐ)やうわい」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉九)
    2. 目的があって、特定の人や場所から離れずにいる。
      1. [初出の実例]「選挙になると、その期間ほとんどそこに貼りついていた」(出典:迷走地図(1982‐83)〈松本清張〉運転手の場合)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙はりつける(張付)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android