弾正(読み)ダンジョウ

精選版 日本国語大辞典 「弾正」の意味・読み・例文・類語

だん‐じょう‥ジャウ【弾正】

  1. 〘 名詞 〙
  2. だんじょうだい(弾正台)
    1. [初出の実例]「五位已下皆参大蔵其祿。若不然者、弾正糺察焉」(出典続日本紀‐大宝元年(701)八月丁未)
  3. 弾正台の職員。尹(かみ・いん)・弼(すけ・ひつ)・忠(じょう・ちゅう)・疏(さかん・そ)などの総称。
    1. [初出の実例]「弾正のみこ見たまうて、にはかにまどひ懸想したまひけり」(出典:大和物語(947‐957頃)七八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「弾正」の読み・字形・画数・意味

【弾正】だんせい

不正をただす。〔升庵詩話、四〕の玉臺新詠、び樂府詩集に、狄香を改めて秋香と爲すは、大いに(あやま)る。中、日古書をするに、改の例此(かく)の如し。一一盡(ことごと)く之れを彈正すること能はず。

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