(読み)イ

デジタル大辞泉 「彙」の意味・読み・例文・類語

い【彙】[漢字項目]

常用漢字] [音](ヰ)(呉)(漢)
一所に集める。「彙報
同類の集まり。「語彙字彙事彙辞彙

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「彙」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 13画

(異体字)蝟
15画

[字音] イ(ヰ)
[字訓] はりねずみ・あつまる

[説文解字]

[字形] 象形
〔説文〕九下に「蟲なり。豪豬(がうちよ)に似たるなり」とあり、はりねずみをいう。字形について、「(てい)に從ひ、胃の省聲」とするが、胃の字形とは関係がない。はりねずみが身を丸めている形。〔説文〕は別に形声字の蝟をも録する。

[訓義]
1. はりねずみ。
2. 蝟は胃声に従い、集める意がある。あつまる、あつめる、たぐい。
3. (い)と声義近く、しげる、さかん、うつくしい。

[古辞書の訓]
立〕彙 ツラヌ・タグヒ・ツラネタリ・トモガラ・ムラガレ 〔字鏡集〕彙・蝟 カハムシ・ツノムシ・ウクロモチ・クサヰカキ(ナギ)・アツマル・ムラガル・トモガラ・タグヒ・クサス・ヒク

[語系]
彙(蝟)・胃・謂・hiutは同声。声義が近く、密集する意がある

[熟語]
彙解彙交彙刻彙冊彙纂彙次彙聚彙集彙出彙進彙斉彙注彙編・彙報彙類
[下接語]
語彙・字彙・辞彙・聚彙・庶彙・綜彙・博彙・品彙・部彙

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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