形見分(読み)かたみわけ

精選版 日本国語大辞典 「形見分」の意味・読み・例文・類語

かたみ‐わけ【形見分】

  1. 〘 名詞 〙 人の死後死者衣服、持ち物などを親族友人などに思い出の品として分け与えること。
    1. [初出の実例]「狩場の御供これまでにこそ かたみわけ三日かけて以前より〈意楽〉」(出典:俳諧・大坂独吟集(1675)上)
    2. 「なきなきもよい方をとるかたみわけ」(出典:雑俳・柳多留‐一七(1782))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android