彫虫(読み)ちょうちゅう

精選版 日本国語大辞典 「彫虫」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ちゅうテウ‥【彫虫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 小さな虫の彫刻をつくること。ひいて、細かい細工。また、子どもの遊び。
  3. ちょうちゅうてんこく(彫虫篆刻)
    1. [初出の実例]「雖喜遨遊志、還媿乏雕虫」(出典:懐風藻(751)翫花鶯〈釈智蔵〉)
    2. [その他の文献]〔裴子野‐雕虫論序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「彫虫」の読み・字形・画数・意味

【彫虫】ちよう(てう)ちゆう

虫のするようにほる。文章を飾る意。〔法言吾子〕或ひと問ふ、吾子(ごし)、少にして賦を好みたるかと。曰く、然り、子の蟲篆なりと。俄(には)かにして曰く、壯夫は爲さざるなりと。

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