デジタル大辞泉
「彫」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
えり ゑり【彫】
① ほり刻むこと。ほり。
※
源氏(1001‐14頃)行幸「ゑり深う、強う、固う書き給へり」
②
矢筈(やはず)の
部分の
名称。弦をかけるため矢筈の
上部を削ってへこましたところ。篦
(へら)の端にそのまま彫りこんだものと、角
(つの)や木に彫りを入れて篦に取り付けたものとがある。
ほり【彫】
〘名〙 (動詞「ほる(彫)」の連用形の名詞化)
① 彫ること。彫り
具合。彫り方。また、彫ったもの。
えじく・る ゑじくる【彫】
〘他ラ四〙 ほる。ほじくる。
※
談義本・穴意探(1770)「古実作法も弁へず、ふしといへば目をせせって
厘毛を争ひゑじくり悪ふ山といふ文句には山の様にふしを打
(うち)」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報