

(周)+彡(さん)。
は彫飾のある盾(たて)の形。彡はその彫飾の美をいう。〔説文〕九上に「
(たくぶん)なり」とあり、玉を
琢する意とするが、周はもと雕盾の象。のちすべて
琢を加えることをいい、〔論語、公冶長〕に「朽木は
(ゑ)るべからず」とみえる。金文の〔休盤〕に「戈
(くわてうし)」を賜与することがみえ、戈に彫飾を加えたものをいう。字はまた雕に作る。
に通じ、しぼむ、いたむ。
に通じ、玉にほる。
字鏡〕雕 惠留(ゑる) 〔名義抄〕雕 ヱル・シリゾク・オトロフ・ヤブル・シボム・イタム・ツクハム 〔字鏡集〕
シホル・ヤブル・キザム・カル・チリバム・オトロフ・アカシ・ヱル・シリゾク
(雕)・
tyu、
(琢)teokは声義近く、
琢することをいう。
tjiuは彫盾。盾には繁縟な文様を加えた。稠diuは稠密。禾穀(かこく)の茂ることをいう。また木葉などは
弊によって皺(しわ)が生ずるので、
tyuという。みな一系の語である。
▶・彫几▶・彫綺▶・彫
▶・彫偽▶・彫弓▶・彫玉▶・彫絢▶・彫枯▶・彫刻▶・彫残▶・彫章▶・彫傷▶・彫牆▶・彫飾▶・彫尽▶・彫瘁▶・彫衰▶・彫
▶・彫鐫▶・彫俎▶・彫喪▶・彫騒▶・彫俗▶・彫題▶・彫琢▶・彫啄▶・彫
▶・彫虫▶・彫飭▶・彫
▶・彫篆▶・彫文▶・彫兵▶・彫敝▶・彫弊▶・彫亡▶・彫落▶・彫竜▶・彫鏤▶・彫励▶・彫麗▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...