役割語(読み)ヤクワリゴ

デジタル大辞泉 「役割語」の意味・読み・例文・類語

やくわり‐ご【役割語】

話し手性別年齢階層を、聞き手(読み手)がそれと推測できる、型にはまった言葉話し方老人の使う「わし」や「じゃ」、明治の女学生語に始まる「てよだわ言葉」、上流階級婦人が使う「ざあます言葉」など。小説劇画などで、会話だけで登場人物の性別・階層などを示すのに便利に使われる。
[補説]日本語学者金水きんすい敏が提唱

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android