役勝村(読み)やんがちむら

日本歴史地名大系 「役勝村」の解説

役勝村
やんがちむら

[現在地名]住用役勝やくがち

山間やんま村の西に位置し、南に肥後ひご(三三三メートル)、北にヤクカチョボシ岳(四四〇・六メートル)などがあり、役勝やくがち川の流域にある集落は上・中・下に分れ、中役勝なかやくがちの辺りで役勝川・興福地こふくじ川が合流する。「南島雑話」によれば、住用役勝村から南方勝浦かつちゆう(現瀬戸内町)へ越える坂は難所であるという。住用すむゆう間切のうち。村名は山間にある地勢に由来するとも、シマの聖なる泉(カンギョ)に発する下流筋の川(ヤンゴ)川内(カチまたはコチ)に由来するともいう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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