彼処等(読み)あそこら

精選版 日本国語大辞典 「彼処等」の意味・読み・例文・類語

あそこ‐ら【彼処等】

  1. 〘 代名詞詞 〙 ( 「ら」は接尾語 ) 他称。話し手、聞き手両者から離れた場所事柄を指し示す(遠称)。「あそこ」より広く漠然とした範囲をいう。あすこら。あそこいら。
  2. (イ) 場所を示す。
    1. [初出の実例]「Asocorani(アソコラニ)」(出典:ロドリゲス日本大文典(1604‐08))
  3. (ロ) 事柄や場合、程度を示す。
    1. [初出の実例]「あの勝負俺が打勝と、お身の身の上の邪魔に成る。あそこらが寛仁大度といふ物じゃ」(出典:歌舞伎・幼稚子敵討(1753)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む