待に(読み)まちがてに

精選版 日本国語大辞典 「待に」の意味・読み・例文・類語

まち‐がて‐に【待に】

連語〙 (上代は「まちかてに」とも。動詞「まつ(待)」の連用形に、補助動詞「かつ」の未然形と打消の助動詞「ず」の連用形が付いたもの。→かてに) 待つことができずに。待つに耐えなくて。待ちがたに。
万葉(8C後)五・八四五「鶯の麻知迦弖爾(マチカテニ)せし梅が花散らずありこそ思ふ児がため」

まち‐がた‐に【待に】

古事記(712)中・歌謡「諾な諾な 君麻知賀多爾(マチガタニ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android