…〈彼が食う〉と〈あの方が召し上がる〉,〈雨が降った〉と〈雨が降りました〉のように客観的には同一の内容をもちながら異なった表現があり,その内容に現れる人(登場者)またその表現行為に関与する人(話し手自身・相手)の間の優劣関係を意識することによって一方が選択されるとき,その表現を敬語というが,日本語においてとくにいちじるしく認められる表現法である。敬意の表現だけでなく,逆に相手を見下げる気持の表現を含めて,大きく〈待遇表現〉の名で一括することもあるが,標準としての言語,とくに教育の面では卑下し悪口する表現が取り上げられることは少ない。敬語は,ときにはわざとあざけりのために不当に用いられることはあるが,本来の地盤は敬意である。…
※「待遇表現」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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