後の仏(読み)ノチノホトケ

デジタル大辞泉 「後の仏」の意味・読み・例文・類語

のち‐の‐ほとけ【後の仏】

釈迦しゃか仏のあとを受けて出現する仏。弥勒仏みろくぶつのこと。
「あきらけく―の御代までも光伝へよ法のともし火」〈新拾遺釈教

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「後の仏」の意味・読み・例文・類語

のち【後】 の 仏(ほとけ)

  1. 釈迦仏のあとをうける仏。すなわち、彌勒(みろく)仏の称。釈迦入滅後、五十六億七千万年ののち、この世に出現し一切衆生を済度するという。
    1. [初出の実例]「釈迦の御足跡石に写し置き敬ひて乃知乃保止気(ノチノホトケ)に譲りまつらむ捧げまうさむ」(出典仏足石歌(753頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android