後の仏(読み)ノチノホトケ

デジタル大辞泉 「後の仏」の意味・読み・例文・類語

のち‐の‐ほとけ【後の仏】

釈迦しゃか仏のあとを受けて出現する仏。弥勒仏みろくぶつのこと。
「あきらけく―の御代までも光伝へよ法のともし火」〈新拾遺釈教

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関連語 ミロク 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「後の仏」の意味・読み・例文・類語

のち【後】 の 仏(ほとけ)

  1. 釈迦仏のあとをうける仏。すなわち、彌勒(みろく)仏の称。釈迦入滅後、五十六億七千万年ののち、この世に出現し一切衆生を済度するという。
    1. [初出の実例]「釈迦の御足跡石に写し置き敬ひて乃知乃保止気(ノチノホトケ)に譲りまつらむ捧げまうさむ」(出典仏足石歌(753頃))

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