後ろめた(読み)うしろめた

精選版 日本国語大辞典 「後ろめた」の意味・読み・例文・類語

うしろ‐めた【後めた】

  1. ( 形容詞「うしろめたい」の語幹 ) 気がかりであること。また、気がとがめること。
  2. 感嘆文述語となる。多く和歌に使われる。
    1. [初出の実例]「うしろめたいかで帰らん山桜あかぬ匂ひをかぜにまかせて〈よみ人しらず〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)雑春・一〇五三)
  3. 助詞「の」を伴い感嘆文の中の連体修飾語となる。
    1. [初出の実例]「宣旨書にてもうしろめたのわざや」(出典:源氏物語(1001‐14頃)宿木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android