日本歴史地名大系 「後山城跡」の解説 後山城跡うしろやまじようあと 三重県:北牟婁郡海山町小山浦後山城跡[現在地名]海山町小山浦後山は小山(おやま)浦集落の南一帯の山麓をいう。城跡は集落西南端の山麓にあり、巨大な石礎が残る。東西約七三メートル、南北約五五メートル。城の東端に水門が残り、城の下まで海が入込んでいた。木本(このもと)御厨の荘司息長氏は地名を姓としたと考えられ、弘長二年(一二六二)一二月二日の某下文(紀伊野田文書)によれば、後山三郎盛忠が荘司職に補任されている。正応六年(一二九三)の荘司文書(紀伊続風土記)に「うしろやま」の地名がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by