後版(読み)アトハン

関連語 後刷 名詞

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「後版」の意味・わかりやすい解説

後版
あとはん

浮世絵用語。初版,初摺 (しょずり) に対し,再版以後の作品を後版,後摺 (のちずり) と呼ぶ。浮世絵版画は1日の工程で約 200枚ほどを摺り,絵師はためし摺のときだけ立会って色彩の校合 (きょうごう) などを行う。ためし摺を手本として本摺に入った最初の 200枚を初摺という。後版からは立会いがなく,色校合も行われず,摺師によっては色板を減じて摺ることもあり,版画としての価値が低くなる。

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