精選版 日本国語大辞典 「後獣類」の意味・読み・例文・類語 こうじゅう‐るいコウジウ‥【後獣類】 〘 名詞 〙 哺乳類綱獣類亜綱に属する下綱の一つで、真獣類(有胎盤類)に対して位置づけられる。進化上、原獣類と真獣類の中間に位置し、カンガルーなどの有袋類が含まれる。胎盤はないか、あるいは不完全で、子宮と膣(ちつ)が一対ある点が分類上の特徴。二子宮類。無胎盤類。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「後獣類」の意味・わかりやすい解説 後獣類こうじゅうるい 哺乳(ほにゅう)綱の1下綱で、有袋目だけからなる。この後獣下綱Metatheriaは、獣亜綱の一員である全獣下綱の全獣目から、真獣下綱とほとんど同時に中生代ジュラ紀に分かれ出たと推定される。真獣下綱と異なり、主として南アメリカとオーストラリアで繁栄した。[今泉吉典][参照項目] | 哺乳類 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例