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後進波管 こうしんはかんbackward-wave tube

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

後進波管
こうしんはかん
backward-wave tube

マイクロ波,ミリ波を発生させるために用いられる進行波管の一種。周期構造をもつ線路内に電磁波を入れると,位相速度 (電磁波の波形が進む速度) と群速度 (電磁波エネルギーの進む速度) の方向を逆にすることができる (後進波) 。その線路内で電磁波の位相速度よりわずかに速い電子流を流すと,エネルギーは電子流から電磁波に移って電磁波の増幅が行われる。ところが電磁波の群速度の方向は電子流に対して逆になっているので,後進波管では常に内部帰還が存在し,利得が高いとき発振する。電子流の速度を変えることによって発振周波数を広範囲に変えることができるので,掃引発振器などに用いられる。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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