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進行波管 しんこうはかんtravelling-wave tube

5件 の用語解説(進行波管の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

進行波管
しんこうはかん
travelling-wave tube

電子ビームと伝播電磁波との相互干渉を利用してマイクロ波の増幅を行わせる電子管。陰極から出た電子は陽極によって加速され,細長い真空ガラス管中の金属螺旋内を走る。一方,陰極側からこの螺旋に印加されたマイクロ波は螺旋の金属線に沿って進むので,マイクロ波電磁界の管軸方向の速度は遅くなっている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

しんこうは‐かん〔シンカウハクワン〕【進行波管】

極超短波の増幅用の真空管。長い螺旋(らせん)状の導体の中心に電子流を貫通させ、その速度に合わせて導体に沿って電磁波を進行させ、電磁波と電子流との交互作用によって増幅作用を生じさせるもの。送信管・レーダーなどに使用。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

進行波管【しんこうはかん】

TW管とも。進行波増幅を行うマイクロ波真空管の一つ。電子銃によるビーム状電子流を囲んでらせん状の導線が配置されこれに入力信号が送られる。信号はこの線路上を進行波となって進む間に電子流に作用してそれに疎密を生じさせ,この疎密が逆に線路上の信号波に働きかけ,さらに電子流に作用し,これを繰り返すことにより増幅作用を起こす。
→関連項目電子管

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典 第2版の解説

しんこうはかん【進行波管 traveling wave tube】

1940年代の初め,イギリスのコンフナーR.Kompfnerによって発明された極超短波(UHF以上)の広周波数帯域増幅管。TW管ともいう。通常の増幅器では,共振回路を用い,集中的に電子流と相互作用を行うので周波数帯域幅が狭い。進行波管では,進行する電波と電子流とをある長さにわたって相互作用を行わせる。電波の速度が広い周波数範囲にわたりほぼ一定であれば,広帯域性が得られる。低い単位長あたりの増幅度は,長さによって稼ぐ。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

しんこうはかん【進行波管】

マイクロ波の増幅用真空管の一種。螺旋らせん形などの遅延回路に沿って進行するマイクロ波とその中心を通る電子ビームとの相互作用により、マイクロ波を増幅するもの。高利得・広帯域の増幅器として利用できる。

出典|三省堂
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