精選版 日本国語大辞典 「徒口」の意味・読み・例文・類語 ただ‐くち【徒口・只口】 〘 名詞 〙 口をそのままにして動かさないこと。黙っていること。また、無駄口をきかないこと。[初出の実例]「あまりゆい過された、又あまりにたた口な」(出典:碧巖虎哉抄(1570頃)六)「Tadacuchimo(タダクチモ) ナイ ヒトヂャ」(出典:日葡辞書(1603‐04)) あだ‐くち【徒口】 〘 名詞 〙 ( 「あだぐち」とも ) 実のないことば。むだぐち。[初出の実例]「夜もすがらあだ口叩く水鶏かな〈立圃〉」(出典:俳諧・小町踊(1665)夏) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例