徒荷(読み)カチニ

デジタル大辞泉 「徒荷」の意味・読み・例文・類語

かち‐に【徒荷】

人足が歩いて運ぶ荷物
大坂から―でとりよせますさかひ」〈滑・膝栗毛・七〉

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精選版 日本国語大辞典 「徒荷」の意味・読み・例文・類語

かち‐に【徒荷・歩行荷】

  1. 〘 名詞 〙 陸路を人足が荷物をかついで運ぶこと。また、その荷物。馬や舟による輸送に対していう。かちにもつ。
    1. [初出の実例]「取らるる物の品々〈略〉商人のかち荷(ニ)は山だちにとらる」(出典仮名草子・尤双紙(1632)下)

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