精選版 日本国語大辞典 「御…になる」の意味・読み・例文・類語 お【御】 …になる ( 間に動詞連用形を入れて用いる ) 他人の動作に用いて尊敬の意を表わす。現代語の尊敬表現における主要な形式。近世末期から例が見えるが、一般化したのは明治以後である。[初出の実例]「事によったらお泊りになっても構ひは御座いません」(出典:人情本・清談若緑(19C中)三)「お父さんが早く退省(オヒケ)になれば可いに」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中) ご【御】…になる ( 間に動作性の漢語名詞を入れて用いる ) 他人の動作に用いて尊敬の意を表わす。[初出の実例]「華族さまがたがふへて御(ゴ)永住になるといふふうぶんでござり升ゆゑ」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例