御土砂を掛ける(読み)オドシャヲカケル

デジタル大辞泉 「御土砂を掛ける」の意味・読み・例文・類語

御土砂おどしゃ・ける

御土砂を掛けると、硬直した死体も和らぐというところから》お世辞を言うなどして相手の心を和らげる。おべっかを使う。→御土砂

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精選版 日本国語大辞典 「御土砂を掛ける」の意味・読み・例文・類語

おどしゃ【御土砂】 を 掛(か)ける

  1. ( 御土砂をかけると死体の硬直がなおるというところから )
  2. お世辞を言うなどして相手の心をやわらげる。
    1. [初出の実例]「まァさ、さう云ってお土砂(ドシャ)をかけられたら、すなほに、成程それもさうだ、と思ふやうでなくっちァ…」(出典多情仏心(1922‐23)〈里見弴病気見舞)
  3. 生き返る。再び活気を帯びる。
    1. [初出の実例]「争論はこれでいっぺんに、お土砂をかけられたやうになる」(出典:魔都(1937‐38)〈久生十蘭〉三九)

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