コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

硬直 コウチョク

デジタル大辞泉の解説

こう‐ちょく〔カウ‐〕【硬直】

[名・形動](スル)
かたくぴんと張っていること。こわばっていること。また、そのさま。「硬直した考え方」
「芒の―な葉が空を刺そうとして立つ」〈長塚
筋肉が持続的に収縮し、かたくなること。また、その状態。「首筋が硬直する」「死後硬直
正直で誠実なこと。また、そのさま。
「その男が―な士であるように思われて」〈菊池寛忠直卿行状記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

こうちょく【硬直】

( 名 ) スル
硬くなり、自由が利かなくなること。柔軟でないこと。 「 -した精神」
筋肉が収縮・硬化して元に戻らない状態。筋肉中のエネルギー物質 ATP が不可逆的に減少するためと考えられる。 「死後-」
( 形動 ) [文] ナリ 
硬くて、まっすぐなさま。 「 -な身体を伸長し/土
正直で誠実なさま。 「その男が-な士であるやうに思はれて/忠直卿行状記

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硬直
こうちょく

一般には、身体や筋肉が収縮したままくこわばって自由に動かなくなった状態をいうが、医学的には死後硬直、去脳硬直などの場合に用いられる。死後硬直は死剛(しごう)ともよばれ、死斑(しはん)、死冷などとともに死後変化の一つとしてあげられている。死後、弛緩(しかん)した筋肉は、その後の化学的変化によって頭頸(とうけい)部の筋肉から順次に下半身にかけて硬直をおこし、さらに時間が経過するとふたたび弛緩するが、これを「死後硬直が寛解した」と称する。通常、この硬直状態と死後の時間的推移との一致が実証されているため、法医学的に死亡時間の判定に利用されている。しかし、外気の温度などの死亡時の状況、あるいは個体の状態、または死因など種々の条件によって左右されるために、判定が困難な場合も少なくない。また、去脳(除脳)硬直とはシェリントンSherringtonが1898年に発見したもので、イヌ、ネコなどの脳幹部を切断すると、頭やしっぽを反らし、四肢を伸ばした状態、つまり筋肉が緊張硬直した状態になることを意味している。これは、体の平衡や姿勢保持の機能を有する脳幹部は、大脳皮質などの上位脳から抑制を受けていることを実験的に確かめたものとして知られる。[渡辺 裕]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

硬直の関連キーワードテークオアペイ条項土砂をかけたよう労働市場の柔軟性フレッシュミートニスタンの法則ストリキニーネダイダロス様式御土砂を掛けるテイサックス病パーキンソン病御土砂をかける後頭蓋窩血腫アルカリ硬直強直間代発作しゃきばる価格硬直性ウイープ関節強直管理価格解凍硬直

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

硬直の関連情報