御坊橋(読み)ごぼうばし

日本歴史地名大系 「御坊橋」の解説

御坊橋
ごぼうばし

[現在地名]鶴岡市本町ほんちよう二丁目

一日市ひといち町の西裏、南北に通る小路西側にある郭外の家中屋敷地。牛房橋とも記される。延宝六年(一六七八)の城下絵図では北からうち川端の中村嘉兵衛・豊原左太郎ら四名の家中屋敷と広済こうさい寺・鋳物師屋敷がみえる。同年の御家中仮名付(鶏肋編)では中村は七日なのか町かしはた、豊原は一日(市)町西裏小路が屋敷地となっている。西側には小堰があり、光明寺小路こうみようじこうじと区切られていた。天保(一八三〇―四四)初年の城下絵図にゴボウバシとみえる。広済寺は真宗大谷派、永正一三年(一五一六)大梵寺柳之内(のちの下大宝寺村か)に創建され、元和三年(一六一七)現在地へ移転したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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