日本歴史地名大系 の解説 御小人町・御小人町南町・御小人町裡町おこびとまち・おこびとまちみなみのちよう・おこびとまちうらのちよう 和歌山県:和歌山市和歌山城下湊御小人町・御小人町南町・御小人町裡町[現在地名]和歌山市小人(こびと)町・小人町南ノ丁御小人町は久保(くぼ)町一丁目の南に続く町で、その南に御小人町南町・同裡町がある。元禄一三年(一七〇〇)の和歌山城下町絵図では町屋と武家屋敷が入交り、南町の南側に「二夫口蔵」の記載があり、二歩口役所の蔵があった。南町と裡町は御小人町の小名であったが文政一三年(一八三〇)正式に町名となる(「御触書写」道成寺文書)。御小人町の中央にあった長覚(ちようがく)寺は浄土真宗東本願寺御坊の輪番寺で、慶長八年(一六〇三)建立、寛永元年(一六二四)東本願寺派の御坊となった(続風土記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by