御座り(読み)オスワリ

デジタル大辞泉 「御座り」の意味・読み・例文・類語

お‐すわり【御座り】

[名](スル)
座ることをいう幼児語。「お座りしてお絵かきしなさい」
犬に座るように命令するときにいう語。「お座り、お手」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御座り」の意味・読み・例文・類語

お‐すわり【御座・御坐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. すわることをいう小児語、女性語
  3. 犬に命じて、すわらせること。また、その号令
    1. [初出の実例]「犬は〈略〉駆け戻って来た。〈略〉『馬鹿ねえ、あんたは…。いけません、お坐り!』」(出典:白い犬(1951)〈永井龍男〉)
  4. 「坐餠(すわりもち)(=鏡餠)」をいう女性語。
    1. [初出の実例]「鏡餠の事〈略〉町家にて帳のおすはりといふ類」(出典:諸国風俗問状(1813)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android