御方便(読み)ゴホウベン

精選版 日本国語大辞典 「御方便」の意味・読み・例文・類語

ご‐ほうべん‥ハウベン【御方便】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 )
  2. 仏菩薩の方便。仏菩薩のたくみなおはからい。
    1. [初出の実例]「むかしわかれをかなしひてかはねをつつみて、あまたの年、頸にかけて侍ける人も仏の御はうへんにてなん」(出典:源氏物語(1001‐14頃)宿木)
  3. 物事が自然に都合よく運ぶこと。好都合なこと。まわり合わせのよいこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む