日本歴史地名大系 「御牧原」の解説 御牧原みまきがはら 長野県:北佐久郡御牧原[現在地名]浅科村・望月町・北御牧村、小諸市千曲川とその支流鹿曲(かくま)川の渓谷に囲まれた標高八〇〇メートル前後の台地で、「延喜式」にみえる望月(もちづき)牧の所在地に比定される。明和八年(一七七一)の「信濃地名考」には「望月御馬城ハ今須加間の原と云」と記されており、スガマ(菅間・須釜・須加間)の呼称もあった。ちなみに信濃諸牧の貢馬については、弘仁一四年(八二三)九月二四日「幸武徳殿覧信濃国御馬」(日本紀略)とあるのが初見。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by