御物宿(読み)おものやどり

精選版 日本国語大辞典 「御物宿」の意味・読み・例文・類語

おもの‐やどり【御物宿】

  1. 〘 名詞 〙 天皇食物を納めておく所。宮中紫宸殿西廂(にしびさし)にある。
    1. [初出の実例]「以自西対東庇第三間以北四間為御物宿」(出典九暦‐逸文・天暦四年(950)七月二三日)
    2. 「女房は、御物(おもの)やどりに向ひたる渡殿にさぶらふべし」(出典:枕草子(10C終)一〇四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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