御目見以上(読み)オメミエイジョウ

デジタル大辞泉 「御目見以上」の意味・読み・例文・類語

おめみえ‐いじょう〔‐イジヤウ〕【御目見以上】

江戸時代将軍直参じきさん武士で、将軍に謁見する資格のある者。旗本がこれに相当する。→御目見以下

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精選版 日本国語大辞典 「御目見以上」の意味・読み・例文・類語

おめみえ‐いじょう‥イジャウ【御目見以上】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、将軍直参の武士のうち、将軍に謁見する資格を有するもの。旗本といわれるものがこれに当たる。武士の格式を表わす語として用いられた。⇔御目見以下
    1. [初出の実例]「万石以下御目見以上五千弐百五十人余」(出典:日本財政経済史料‐六・財政・領地及知行・大名領地・享保七年(1722)八月日)

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世界大百科事典(旧版)内の御目見以上の言及

【御目見】より

…また,これが転じて武士の格式を表した。幕府では将軍に謁見できるか否かで御目見以上(大名・旗本),御目見以下(御家人)の区別がある。藩では中小姓以上(侍)を御目見以上とした。…

【旗本】より

…原義は軍陣で主将旗のある所(本陣)の意であるが,転じて主将の旗下にある直属の近衛兵をいう。江戸時代には,将軍の直属家臣である大名・旗本・御家人のうち,旗本は知行高1万石以下で将軍に謁見できる御目見(おめみえ)以上の格式の者を称した。旗本と御目見以下の家臣である御家人とを総称して直参(じきさん)または幕臣といった。…

※「御目見以上」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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