精選版 日本国語大辞典 「御礼」の意味・読み・例文・類語 お‐れい【御礼】 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )① 恩恵または贈り物を受けたのに対して、感謝の意を表わすこと。そのことば。また、その気持を表わすための金品や行為。[初出の実例]「『只今はばちをおかしやって満足いたす』『おれいまでもおじゃるまひ』」(出典:虎明本狂言・鍋八撥(室町末‐近世初))② あいさつ。[初出の実例]「御礼とてむれつつ人のくるのみぞあたら閑居の春には有りける」(出典:狂歌・永正狂歌合(1508))③ 江戸時代、在府の大名が、毎月一日、一五日、二八日の月次(つきなみ)、および大礼の日に登城して将軍に拝謁すること。[初出の実例]「御礼すめば大勢込合て、我先にと早退出し」(出典:政談(1727頃)二)④ お目見え。〔御国通辞(1790)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例