御祭文(読み)ごさいもん

精選版 日本国語大辞典 「御祭文」の意味・読み・例文・類語

ご‐さいもん【御祭文】

  1. 〘 名詞 〙 天皇勅使代理として神祇に告げ知らせることばを記してある文。昔の宣命(せんみょう)にあたるもの。
    1. [初出の実例]「従前の宣命を自今御祭文と被改称候事」(出典:太政官布告第一二三号‐明治六年(1873)四月三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の御祭文の言及

【祝詞】より

…祝詞の文体は,宣読者が諸人に対して宣り聞かせる〈宣る型〉と,神前に奏上する〈申す型〉とに大別され,その文章の内容をみると,起句,由縁,神徳,装飾,奉仕,献供,祈願,感謝,祝頌,結尾などの章句によって構成されている。また,宮中祭祀では,天皇が奏するものを〈御告文(おつげぶみ)〉,勅使(ちよくし)が奏するものを〈御祭文(ごさいもん)〉(もとは宣命(せんみよう)といった),神社祭式では,斎主(さいしゆ)が奏するものを祝詞,献幣使が奏するものを祭詞という。【沼部 春友】。…

※「御祭文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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