御細(読み)おほそ

精選版 日本国語大辞典 「御細」の意味・読み・例文・類語

お‐ほそ【御細】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おぼそ」とも。「お」は接頭語 )
  2. (いわし)をいう女房詞
    1. [初出の実例]「一、いはし。むらさき。おほそとも」(出典:大上臈御名之事(16C前か))
    2. 「一文菜(いちもんさい)の鰯をおむらさきのおぼそのと、首筋もとばかりせせり箸して」(出典浮世草子世間娘容気(1717)一)
  3. 帯をいう女房詞。〔和訓栞(1777‐1862)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android