御舂屋(読み)おつきや

精選版 日本国語大辞典 「御舂屋」の意味・読み・例文・類語

お‐つきや【御舂屋】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 江戸幕府営中の諸士に給する領米をつく所。
    1. [初出の実例]「御舂屋(オツキヤ)を移されしのちに、〈略〉今は八百坪とはなりぬ」(出典随筆・折たく柴の記(1716頃)中)
  3. 米つきの仕事をする建物
    1. [初出の実例]「夕べの夕べのしな者は、今宵は何処(どこ)がお宿(とまり)じゃ、播磨の国の書写むしや、寺のおつきやがお宿じゃ」(出典:歌謡・淋敷座之慰(1676)しな物の哥)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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