御船村(読み)みふねむら

日本歴史地名大系 「御船村」の解説

御船村
みふねむら

[現在地名]豊田市御船町

矢作川西岸にあり、集落の北東部を御船川が流れる。村域には、先土器時代の大釜おおがま遺跡、大谷第一・第二号墳、口明塚くちあけづか古墳たき第一・第二(滅失)・第三・第四号墳、大高根第一―三号墳がある。

貞和五年(一三四九)の猿投神社の年中祭礼記(猿投神社文書)九月一五日条に「一日経久安四年戊辰三船郷司持養房睿増始之、熱田舞人来、多年供養ス」とあり、「三船郷」に一日法会を主催する財力をもった郷司のいたことがわかる。

御船村
みふねむら

[現在地名]松橋町御船

東は豊崎とよざき村・南豊崎みなみとよざき村、南は浅川あさがわ村に接し、西は八代海に面する。嘉永五年(一八五二)砂川すながわ新地の一部として干拓され、河江手永に属した。明治初年の「郡村誌」によると田一八町二反二畝余・畑二七町二反四畝余・宅地三町九反余、戸数四六、男一一三・女一三六、馬二四の小村

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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