御船祭(読み)オフネマツリ

デジタル大辞泉 「御船祭」の意味・読み・例文・類語

おふね‐まつり【御船祭(り)】

御輿みこしを船に乗せて川・湖・海を渡る神事鹿島神宮香取神宮熊野速玉大社のものが有名。また、諏訪大社下社の8月1日遷座祭をもいう。

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精選版 日本国語大辞典 「御船祭」の意味・読み・例文・類語

おふね‐まつり【御船祭】

  1. 〘 名詞 〙 神輿(みこし)を船に奉じて、河川、湖、海の水上で行なう神事。鹿島神宮、諏訪神社、熊野速玉大社などが有名。

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世界大百科事典(旧版)内の御船祭の言及

【諏訪大社】より

…上社の4月15日の例祭のあとの御頭祭(おんとうさい)では本宮より前宮へ神輿(みこし)渡御のあと,古くは鹿の頭75個を供えて流鏑馬(やぶさめ)を行った。また下社の8月1日の御船祭(おふねまつり)は,2月1日秋宮から春宮へ遷座した神霊をふたたび秋宮へ移す祭りで,そのあと例祭がある。8月27日には上社,下社それぞれの狩猟地であった地での御射山祭(みさやままつり)がある。…

【ペーロン】より

…期日としては,端午節以外の日取りが選ばれており,この種の船競漕は,日本在来のものと考えられる。日本での船競漕の原型は,祭りに際して海のかなたから神を迎える,また神が船に乗って氏子区域を巡回する,あるいは陸でいえば御旅所(おたびしよ)にあたる場所まで神幸する,という〈御船祭(おふねまつり)〉の形態に求められよう。そうした競漕を伴わない静かな祭りは,今でも各地に残っている。…

※「御船祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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