御茶番(読み)おちゃばん

精選版 日本国語大辞典 「御茶番」の意味・読み・例文・類語

お‐ちゃばん【御茶番】

〘名〙 (「お」は接頭語) 「茶番」を丁寧にいう語。簡単な品物材料として、身振り口上などでこっけいな事を演じる座興。また、ばからしいみえすいた物事のたとえ。
人情本・春色淀の曙(19C中)初「エ、何だ。比丘尼になると。イヤハヤ、怪しからねえお茶番(チャバン)だ。今の若さに篦棒(べらぼう)な」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android